URUSHI DICTIONARY
富山県高岡市において、幕末の漆工*石井勇助が始めた技法。中国明代の漆器を研究して生み出したもので、潤朱色の艶消塗の上に、中国風の花鳥、山水、人物などを*錆絵で起伏をつけて彩漆したものである。さらに二代勇助により、玉石や貝を彫刻嵌入する技法もとり入れられ、以後発展して今日の*高岡漆器隆盛の基礎を築いた。