URUSHI DICTIONARY
天和(一六八一ー四)頃の*蒔絵師。初め寺田氏、江戸の人で天和三年(一六八三、一説に元和三年・一六一七)に徳川氏の命により、*幸阿弥長房と共に印籠や香箱の類を製し、これ以後代々常嘉または常嘉斎と称して幕府の御印籠師となった。「牧馬蒔絵印籠」に「常嘉斎」の銘が記されている。