URUSHI DICTIONARY
山形県鶴岡市の漆器は、ホオ材を用いた*板物素地の膳、盆、菓子器などで、*漆下地を用いた高級な*竹塗で知られる。鶴岡の漆器は元和八年(一六二二)酒井忠勝が来て武具を中心に発達し廃藩後に一般漆器を製するようになった。特に明治の初年に阿部八右衛門が江戸の*橋本市蔵より学んだ竹塗として名声を高める。