URUSHI DICTIONARY
漆液の採取法で*殺掻き法の一種。殺掻き法では*目立を起点として上へ上へと*辺掻きを行っていくのに対し、鼓掻き法では目立を起点として毎回上下にだんだん長く掻傷をつけていく。したがって辺掻きが鼓のように中央がすぼまった形になるのでこの名がある。また採漆期間が殺掻き法より短く、七月中旬頃から採漆を始め、漆液の分泌量が衰え出すと*末漆を採り、すぐその後に*裏目掻きおよび*止掻きを行う。