URUSHI DICTIONARY
「角田川蒔絵文台硯箱」に田付長兵衛高忠の銘があり、出雲大社蔵の「亀甲県剣花菱蒔絵踏文台硯箱」に田付長兵衛広忠の銘がある。広忠の方には寛文七年(一六六七)の銘があり、二人とも同系統でその時代の前後の頃の人と思われる。ただし作風にはかなり相違がみられる。