URUSHI DICTIONARY
宝暦・明和(一七五一ー七二)頃の江戸の人。のち阿波の蜂須賀重喜に召されて阿波国に移った。朱塗の上に白・黄・緑・褐色などの*彩漆を使って、光琳風の山水・人物・草花・鳥獣などを描いた華麗な一種の漆画を発明するほか、*黒漆塗に金箔を押してタンポで斑文を作る「金こがし」を創意工夫した。その作は阿波人に谷田蒔絵と称された。