URUSHI DICTIONARY
牙角貝甲を染色して花鳥草木などを薄肉に彫刻し、漆面に嵌入させたもの。芝山象嵌ともいう。安永(一七七二ー八一)頃に下総(千葉県)芝山の人大野木専蔵(のち芝山仙蔵と改名)が考案したものといわれ、横浜において専ら輸出向けの 屛風、衝立、額などに施された。