URUSHI DICTIONARY
平安時代、国宝。中尊寺経蔵堂内具の一つ。甲板は入角の長方形で、側面には前後に二間、左右に一間ずつやわらかな曲線の格狭間を透かし、軽快な鷺足をつけている。装飾は全面に*平塵地に*螺鈿で宝相華唐草文を表わしている。なおこの他中尊寺経蔵堂内具には燭台、礼盤、磬架などがあり、それらの装飾はいずれも*黒漆地に螺鈿で宝相華文を表わして統一されている。