URUSHI DICTIONARY
寛政年間(一七八九ー一八〇一)の人で、江戸に住んで医師を業とするかたわら、*沈金彫をよくした。特に刀の代りに鼠の歯を用いて文様を自由に彫ったといわれ、中でも精巧な「孔雀の図」が名高い。なお作品には必ず桃亭の名を刻したといわれる。