URUSHI DICTIONARY
文化五年ー明治三年(一八〇八ー七〇)武蔵国葛飾郡寺島村の人中山金右衛門の子で、通称は祐吉。幼時に江戸に出て*原羊遊斎の門下となり、精巧な*蒔絵で知られた。のち法橋となって泉々と号した。江戸では両国矢の倉に住み、明治二年今戸に移った。代表作は「虫籠蒔絵菓子器」。門人に*小川松民がいる。