URUSHI DICTIONARY
木目に似せた*変塗で二種類ある。一つは中世によく行われた技法で、*黒漆に朱漆で木目模様を描いたもの。当麻寺の須弥壇がその代表例で、この技法の流れをつぐものに*紫檀塗がある。他の一つは*木目洗出塗ともいい、*錆研ぎをした木地面に錐先で木目に似せて線彫し、木目の高い部分にのみ漆がつくように塗ったものである。