URUSHI DICTIONARY
*彫漆の一種で、数種の*彩漆を塗り重ねた上に、蕨のような渦文を彫ってその斜面に塗層を表わしたもの。表面は朱漆、*黒漆、*溜漆などのものが多い。屈輪は中国宋代に流行した文様で、呉利ともいい、わが国では禅宗寺院を中心に建築や工芸の意匠に用いられた。