URUSHI DICTIONARY
*幸阿弥家九代。*長晏の次男で名を藤七郎という。兄*長善の後を継いで徳川家に仕え、慶長二十年(一六一五)東福門院入内の調度蒔絵を行い、元和二年(一六一六)には桑名候息女の婚礼調度に*蒔絵を施した。のち弟*長重に家督を譲って仏門の入り、元和四年(一六一八)に歿した。