URUSHI DICTIONARY
永享五年ー明応九年(一四三三ー一五〇〇)。幸阿弥家二代。*道長の長男で名を藤左衛門といい、入道して法橋に叙せられた。道長と同様に能阿弥・相阿弥・土佐光信の下絵を用いるほか、自らも下絵を描いた。寛正六年(一四六五)に足利義政の命により、後土御門天皇即位の調度に*蒔絵をし、また鼓胴に蒔絵をして義政より名物半夜の硯箱を拝領した。