URUSHI DICTIONARY
*古満家二代。*休意の子で幼名を安明といい、通称久蔵。江戸中橋に住み、天和元年(一六八一)父の後を継いで幕府の御用*蒔絵師となった。元禄二年(一六八九)日光東照宮の*蒔絵に際し、*幸阿弥長救と共に頭取となって従事した。作風は精巧華麗で、特に*黒漆の技に長じていた。正徳五年(一七一五)没。なお三代・四代・五代も休伯と称した。