URUSHI DICTIONARY
木から採集したままの漆液(*荒味漆)からゴミなどの異物を濾過して取り除いたもの。生漆に*くろめと*なやしを施したものが漆工芸に使われる。一級の生漆は美術漆工芸や高級漆器の*下地、および艶上げの*摺漆用に使われ、二級以下の生漆は下地、フキうるし、木材の防腐、金属の防錆用、染色型紙用、接着用などに用いられる。また人によっては二級以下を生漆と称し、一級は特に*生正味漆と呼んだりする。