URUSHI DICTIONARY
文政元年ー明治十八年(一八一八ー八五)。近江高島郡小川村に生まれ、早くより京都に出て塗師柴田藤兵衛の弟子となった。作品は飲食器が多く、*真塗を最も得意とし、また洗朱の*根来塗や*蒔絵にも巧みで、*佐野長寬以来の名工といわれた。代表作は「扇面散蒔絵椀」。なお弟の弥三郎が二代表斎を称して業を継いだ。