URUSHI DICTIONARY
*梶川彦兵衛の門人で、寛文から天和(一六六一ー八四)頃の人。江戸中橋檜物町に住んで特に印籠の*蒔絵を得意とし、*幸阿弥や*古満の諸家に比肩して徳川家の*蒔絵師となり、子孫も代々徳川家に仕えた。銘は「梶川」と記し、「桃鳩蒔絵印籠」には「梶川作」と書判がある。