URUSHI DICTIONARY
琉球(沖縄県)において慶長十七年(一六一二)に置かれた工芸関係の役所。寛永十三年(一六三六)に青貝摺の技術研究のために中国の福州に工人を派遣し、さらに元禄三年(一六九〇)には再び杭州に貝摺師を派遣して煮螺の法を学ばせるなど、*琉球漆器の技術の進歩と発展に貢献した。なお貝摺奉行では漆器のほか、紅型の染物や織物、陶器など工芸全般の奨励も行った。