URUSHI DICTIONARY
江戸初期の漆工家。もと若狭の人だったが、寛文十年(一六七〇)津軽藩主に召抱えられ、貞享二年(一六八五)には江戸に赴いて青海太郎左衛門に師事した。しかし翌貞享三年(一六八六)病気で没し、*源太郎が父の遺志を継いで元禄十二年(一六九九)江戸に赴いて太郎左衛門に師事した。帰藩後は姓を青海と改めて家業に従事し、今日の*津軽塗の基礎を築いた。