URUSHI DICTIONARY
室町時代、重文。*木材素地に三花の牡丹を深く彫り込み、その上に朱漆を塗った*鎌倉彫の香合。円形内三花の牡丹を配する意匠は、中国において永楽年間(一四〇三ー二五)に*剔紅(*堆朱)によく用いられた様式で、この香合もその写しと思われる、京都市南禅寺蔵。