URUSHI DICTIONARY
天正六年ー明暦三年(一五七八ー一六五七)。もと中国明の人で、寛永年間(一六二四ー四四)に帰化し、西湖飛来峰下の出生であるところから飛来を姓とした。号を朝雪斎・金剛山人・蝶々子なども称した。和紙を*糊漆で貼り重ねて器胎とした*一閑張を始め、茶人千宗旦にその作を愛されて世に知られた。晩年は大徳寺清巌和尚に帰依した。