URUSHI DICTIONARY
安永元年ー弘化二年(一七七二ー一八四五)。江戸神田に住み、通称久米次郎、号名を更山と称した。*酒井抱一の下絵を用いて、光琳風の*蒔絵をよくし名工とされた。「芒桐蒔絵印籠」に「羊遊斎」の銘がある。また門下に*中山胡民がいる。