URUSHI DICTIONARY
手で器を持って漆を塗ることができない場合に、器を仮着する道具。器を仮着するのに*髪付油を用いるところから油つくの名があり、塗ったあとは*つく板の突子に管状の部分を挿しこむ。直径四センチ、長さ一三センチくらいの竹管の一端に五センチほど板をつけたものが多いが、輪島では竹管の一端に紙を張って糊で器物を付着する方法もとられている。